カプリ島はイタリアのナポリ湾に浮かぶ島で、特に有名な観光スポットとして知られるのが青の洞窟(Grotta Azzurra)です。洞窟内は非常に暗く、とても低い入口の向こう側には美しい青色に染まる幻想的な光景が広がります。
この神秘的な青色は海水と洞窟内の反射光が相まって生まれるもので、午前
中の日差しが差し込む時間帯に訪れると、その輝きがより一層際立ちます。
その美しい青い輝きは多くの人々を魅了し、世界中から観光客が訪れる為、
青の洞窟行きの船は常に混雑し、順番待ちに長時間かかることもあります。
天候や海上の状態によっては洞窟への入場が制限されることもありますが、
午前中に波が高くて入れなくても、午後になって入場できた時もあります。
カプリ島へのアクセス方法はいくつかありますが、ナポリからはフェリーや高速船(水中翼船)が一般的です。以前、イスキア島でのワークショップに参加した際自由時間が設けられていたため、カプリに行くことにしました。
しかし、知人がナポリからの高速船で船酔いをしてしまい、辛そうでした。カプリ港に到着後、続けて青の洞窟へのボートツアーは無理があったため、予定を変更することにしました。イタリア旅行は柔軟性と余裕が大切です。
なお、カンパニア州にはアマルフィ海岸のエメラルドの洞窟(Grotta dello Smeraldo)や、距離的には少し遠く感じるかもしれませんが、パリヌーロの青の洞窟(Grotta Azzurra di Palinuro)など他にも美しい洞窟が存在します。