ベネツィアから日帰りで観光に行けるブラーノ島は、カラフルな家々が並ぶヴェネツィアン・レースと漁業の島。メルレットと呼ばれる細かなレース編みは、16世紀に漁網から派生したといわれておりレース博物館もあります。
ピンクや水色などパステルカラーに塗られた家々は、島の住民の間で家を美しく飾ることが流行しただけでなく、漁師たちが海から帰ってきた際に霧の中や遠くからでも自分の家を見分けられるという背景から生まれています。
以前、知人の買い付け旅行に同行してベネツィアを訪れた際はブラーノ島でレース編みの店を何軒も見て歩きました。観光客が少ないシーズンオフや時間帯で、風がなく運が良ければ、水面にうつる景色が一層美しく映えます。